ご当地ポテトチップスって何?楽しみ方は?どこで買える?
テレビ番組での「全国ご当地ポテトチップスNo.1決定戦」や
スーパーでの「ご当地ポテトチップスフェア」など
「ご当地ポテトチップス」という言葉をよく聞くけど
・そもそもご当地ポテトチップスて何?
・普通のポテトチップスと何が違うの?
・ご当地ポテトチップスにはどんな種類があるの?
などなど、改めて聞かれると
う~ん...よくわからない事ってありますよね
というわけで
今回はご当地ポテトチップスにまつわる疑問あれこれについて
簡単にわかりやすく説明していきたいと思います
これを読み終えるとあなたは
ポテトチップス専門家並みの知識が身についていることでしょう
1.そもそも「ご当地ポテトチップス」って何?
ご当地ポテトチップスの特徴は大きく3点あります
① 地域の名産品とのコラボが多い
ジャガイモは様々な食材と相性が良く、ご当地ポテトチップスには
肉、海産物、B級グルメ、フルーツ、スイーツまで存在します
その地域ならではの風味や味わいを楽しむことができるため
ポテチ好きのみならず、ローカルグルメ愛好家の方にもファンが多いです
② 大手が発売しないマニアックなフレーバーが多い
各地で販売されているご当地ポテトチップスには
大手が販売しないようなマニアックなフレーバーがたくさんあります
たとえば...
・いぶりがっこ
秋田県南部で作られる漬物で、秋田県の名産品の一つ
秋田弁で燻すを意味する「いぶり」
漬物のことを「がっこ」と呼ぶことから
「いぶりがっこ」と呼ばれるそうです
・だだちゃ豆
山形県鶴岡市でしか栽培されない特産品で、
同市でしか手に入らない美味しい枝豆、ブランド豆です
・へしこ
福井の日本海側を中心に伝わる郷土料理で
鯖などの魚を塩漬けし、
米糠に漬け込んで1年以上熟成させた発酵食品
樽に漬け込むことを「へし込む」と言うのが由来とのこと
といった具合で
知名度は全国区でないものの
特定の地域では長年愛され続けた食材が多く
ハンパない郷土愛が伝わってきます
③ 地域のPR、町おこし的な意味がある
郷土愛が詰まったフレーバーが多いことから分かるように
ご当地ポテトチップスはお金のためだけじゃない
地域のPR、町おこし的な意味があります
「若者の○○離れ」という言葉があるように
地域の名産品には古臭いイメージがあるのでしょうか
まずはポテトチップスとして気軽に楽しんでほしい
で、できれば名産品そのものにも関心を持ってほしい
という地元愛がポテトチップスに表れています
2.ご当地ポテトチップスは普通のポテトチップスと何が違う?
普通のポテトチップスとは
皆さんが良く知っているカ〇ビーさん、湖○屋さんなど
大手メーカーが発売し、全国のお店で買えるポテトチップスのことです
これら大手のポテトチップスと、ご当地ポテトチップスの違いは
大きく3点あります
① 農業の六次化とOEM製造
ご当地ポテトチップスは地方の中小企業から発売されていることが多く
その地域ならではの名産品とコラボしたポテトチップスで
日本の各都道府県ごとにオリジナルの商品が存在します
全国的にたくさんのご当地ポテトチップスが誕生した背景には
農業の六次化やOEM製造の普及があるんじゃないか
という考察があります
農業の六次化とは、農作物を加工して様々な製品を作り出し
それらを販売することで農作物以外からも収益を上げる事
イチゴ農家がイチゴジャムを販売したり
ニンジン農家がキャロットジュースを商品化したり
しかし、農作物を加工し商品を作るには工場が必要ですよね?
そこで、登場するのがOEM製造!
イチゴ農家の依頼で、食品メーカーがジャムを製造する
これをOEM製造といいます
食品メーカーは、他社からの受託生産を行うことで、
自社の設備を有効活用して利益を生み出すことができます
つまり、双方がWIN-WINの関係になるのです
② 流通ルートが限られている
ご当地ポテトチップスを製造、販売しているのは
地方の中小企業である場合がほとんどです
加えて、菓子業界以外からの参入だったりします
なので
大手ポテトチップスメーカーのように
日本全国のお店に並ぶような
巨大な流通ネットワークは持っていません
ご当地ポテトチップスの場合は、地元の商談会、展示会
地道な営業活動によって販売店を確保しています
③ 地域限定販売
第二の理由から、ご当地ポテトチップスはおのずと
地域限定的な販売になります
この地域限定性が、ご当地らしさをかもし出しているのです
だから
ここでしか買えないことが、ご当地ポテトチップスのなによりの魅力!
もしも、日本全国どこでも買えるような商品だったなら
ご当地ポテトチップスはここまで話題になっていなかったでしょう
3.ご当地ポテトチップスの楽しみ方は?
ご当地ポテトチップスのおすすめの楽しみ方を3点ご紹介します
① 新しい味の発見
大手ポテトチップスは日本全国どこでも同じ商品が購入できる利点があります
一方、ご当地ポテトチップスは新しい味の発見を楽しむことができます
地域ごとに異なる風味や食材を使ったポテトチップスは
知らない人たちにとって興味深いものですよね?
新しいご当地の味を試して、他の地域と比較したり
味の違いを楽しむことができます
② 旅行の楽しみの一つに
旅行の楽しみの一つと言えば「食」です
旅行先で出会ったご当地ポテチを食すことで
その地域の文化や風土に気軽に触ることができます
ポテトチップスなら保存や管理に気を使う必要もないので
お土産としても大変便利です
③ 地域の食文化を知ろう!
ご当地ポテトチップスはその地域以外では入手しづらい場合が多いです
そのため、見つけたその時に買わないと帰宅後ではもう手遅れです
さらに、ご当地ポテトチップスコレクションや、ブログ、SNSで発信することで
日本各地の食文化や風土に関する知識を深めることができます
4.ご当地ポテトチップスにはどんな種類があるの?
ご当地ポテトチップスは、日本全国に本当にたくさんの種類があります
では都道府県別に一挙にご紹介!準備はいいですか?
よ~い、スタート!!!
※商品名ではなく、素材名でご紹介します
【北海道】
・ホタテバター
・焼きとうもろこし
・札幌味噌ラーメン
【秋田県】
・いぶりがっこ
【岩手県】
・前沢牛
【山形県】
・米沢牛
・だだちゃ豆
【福島県】
・喜多方ラーメン
・馬刺し
・もも
【茨城県】
・あんこう鍋
【栃木県】
・いちご
・チーズ
・和牛
【群馬県】
・すき焼き
・ねぎ
【千葉県】
・あさり
・レモン
・サザエ
【神奈川県】
・葉山牛
・温泉たまご
【山梨県】
・甲州ワイン
・ほうとう
【新潟県】
・黒崎茶豆
【富山県】
・しろえび
・富山ブラックラーメン
【石川県】
・能登牛
・奥能登しお
【福井県】
・ソースかつ丼
・へしこ(水産加工品)
【静岡県】
・わさび
・みかん
・かつお節
・浜名湖のり
・桜エビ
・紅ほっぺ(いちご)
・おでん
・たぬきむすび
・ほうじ茶
・浜松餃子
・うなぎ
・富士宮焼きそば
・お茶
・BQQソース
【長野県】
・信州みそ
・野沢菜
・わさび
・和牛
【岐阜県】
・飛騨牛
【愛知県】
・手羽先
【三重県】
・伊勢海老
・サザエ
【京都府】
・西京漬け
・しば漬け
【大阪府】
・紅ショウガ天
・たこ焼き
【兵庫県】
・神戸牛
・玉ねぎ
【和歌山県】
・和歌山ラーメン
・梅
・みかん
【島根県】
・和牛
【岡山県】
・ホルモンうどん
【徳島県】
・鳴門の塩
・すだち
・徳島ラーメン
【香川県】
・骨付鶏
【愛媛県】
・みかん
【高知県】
・かつお
・ゆずポン酢
【福岡県】
・のり塩
【佐賀県】
・佐賀牛
・たまねぎ
【長崎県】
・五島灘の塩
【熊本県】
・天草の塩
【大分県】
・豊後牛
・柚子胡椒
【宮崎県】
・宮崎牛
・チキン南蛮
・柚子胡椒
【沖縄県】
・シークワーサー
・沖縄ステーキ
※調査漏れもあるかとは存じます。どうかご容赦くださいませ...
5.ご当地ポテトチップスの入手方法は?
ご当地ポテトチップスの入手方法は大きく3つあります
① 小売店で開催されるご当地ポテチフェアで買う
日本全国のスーパー、ドラッグストア、百貨店では
定期的に「ご当地ポテチフェア」が開催されています
それ以外にも「○○県フェア」のような
都道府県の食を集めた企画でも
ご当地ポテトチップスが販売されることもあります
あなたの街のお店でも
きっと珍しいポテトチップスを見かける機会があるはずです
そしていざ見つけたら
その時に必ず入手してくださいネ!
そのチャンスを逃したら
次はいつ入手できるかわかりませんから(笑)
② 旅行先のSA・道の駅・観光施設で買う
ご当地ポテチは、ご当地で入手するのが一番確実です
観光地で旅行者が訪れる
サービスエリア、ドライブイン、道の駅、お土産屋さん
ホテル・旅館の売店、その他観光施設では
たいてい地元発のご当地ポテトチップスが置いてあります
ちょっと大手のポテトチップスでは見ないような
マニアックなフレーバーがあるはずです
それがその地域の名産品なわけです
自家用はもちろん、お土産、差し入れもお忘れなく!
話のネタになるので、コミュニケーションツールに最適です
③ ウェブサイトでお取り寄せする
あのご当地ポテチ食べてみたいけど
ちょっと遠くて行けない...
そんな時は通販でお取り寄せもいいですね!
サイトによっては、各種を詰め合わせたセット販売
をしているところももありますが
鮮度、価格面、アフターケアから考えると
発売元である会社のウェブサイトでお取り寄せすることをお勧めします
ポイントを活用したい場合は
大手通販サイトでもお取り扱いがありますよ!
まとめ
1.そもそもご当地ポテトチップスって何?
① 地域の名産品とのコラボが多い
② 大手が発売しないマニアックなフレーバーが多い
③ 地域のPR、町おこし的な意味がある
2.ご当地ポテチは普通のポテチと何が違う?
① 農業の六次化とOEM製造で活性化した
② 流通ルートが限られている
③ 地域限定販売の楽しみがある
3.ご当地ポテトチップスの楽しみ方は?
① 新しい味の発見
② 旅行の楽しみの一つ
③ 地域の食文化を知る
4.ご当地ポテトチップスにはどんな種類があるの?
肉、海産物、B級グルメ、フルーツ、スイーツまで、い~っぱい!あります
5.ご当地ポテトチップスの入手方法は?
① 小売店で開催されるご当地ポテチフェアで買う
② 旅行先のSA・道の駅・観光施設で買う
③ ウェブサイトでお取り寄せする
●この記事を書いたのは...
・氏名:菊地原 敦史(きくちはら あつし)
・株式会社さがみ園 代表
・昭和47年生まれ 静岡県浜松市在住
・家族は妻と長男
2012年1月1日、前代表の急死に伴い急遽代表に就任
右も左もわからず、伝票の書き方も知らないまま
「さがみ園の味と、お客様を守る!」ことだけを考え
色々な方に助けていただきながら今日に至る
・煎茶道・松月流
・静岡市・寿苑
・お寺の和尚さん
・お茶と水研究会
等より美味しいお茶の入れ方を学ぶ
お客様にとって役立つ情報、お得な情報をお届けすべく
このコラムを書いています
コラム一覧の方もぜひ覗いてみてください。
https://www.sagamien.co.jp/column/